先日、「通所受給者証」を手に入れました。これで、放課後等デイサービス(以下、放デイ)を正式に利用できることになりました。
放デイという選択肢
娘が学校に行かなくなってから、家で過ごす時間が増えました。家で過ごす日々が続く中で、親として気になったのは 娘の居場所 でした。家の中では安心して過ごせるけれど、同年代の子と関わる機会が減ってしまう。かといって、無理に学校へ戻すのは違う…。そんなことを考えながら情報を集めていたときに、放課後等デイサービス(放デイ) という選択肢を知りました。
放デイは、障がいを持つ子どもたちが放課後に通う福祉施設ですが、不登校の子どもでも条件に合えば利用できることを知りました。
「これは娘に合うかもしれない!」と思い、詳しく調べることにしました。
放デイとフリースクールの違い
最初に、放デイとフリースクールの違いについて。
フリースクールは、基本的には学校に通わない子どもたちが自由に学べる場所で、個別対応やさまざまな学習方法が提供されます。しかし、フリースクールは基本的に民間のサービスなので、利用料金が発生することが多いです。フリースクールの利用には特に条件はなく、本人が希望すれば誰でも通うことができ、通う頻度や時間なども柔軟です。
一方、放デイは福祉サービスとして提供され、公的な支援が受けられるため、費用面での負担が軽減されるメリットがあります。また、放デイは障がいのある子どもたちが対象ですが、不登校の子どもにも支援を提供してくれることもあり、福祉的な視点で寄り添った支援を受けることができる点が大きな魅力です。ただし、フリースクールとは違い、放デイに通うには、通所受給者証が必要で医師の意見書や自治体の審査を経る必要があります。
娘の場合、学校に行けなくなった背景には気持ちの波や集中が難しい瞬間があるため、福祉の視点で支援をしていただけける放デイの方がより適しているのではないかと感じていました。
また、放デイは公的なサービスとして提供されているため、費用面でも非常にありがたいという点も大きなポイントでした。
意見書を持って申請手続き
放デイを利用するためには、自治体により交付される通所受給者証というものが必要です。うちの自治体ではこれを手に入れるためには、医師の意見書などが必要だと知りました(自治体ごとに違うかもしれません)。そこで娘が定期的に通っている児童精神科の先生に相談してみると、「放デイはいいですね!ぜひ意見書を書きましょう」。診察の中で娘の状況をよく理解してくれている先生だからこそ、スムーズに意見書を書いてもらえて、本当に感謝です。
意見書を手に入れたら、次は役所の福祉課へ!申請書に必要事項を記入し、利用計画書も一緒に提出しました。利用計画書には、週に何回通うか、どの時間帯にするかといった具体的な内容を書きます。ちょっとドキドキしながら窓口に出したんですが、その場で「交付決定」のお知らせをもらい、後日郵送で受給者証が届くとのこと。意外とあっさり進んで、拍子抜けするくらいでした。
次のステップ
通所受給者証が手に入ったので、次は実際に施設を見学して、娘に合うところを決めていきます。どんな場所なのか、どんな人たちがいるのか、娘が安心して過ごせる場所かどうか。親としても楽しみ半分、不安半分といったところです。その様子はまた後日、このブログで詳しくお伝えしたいと思います。
不登校になってから、娘と一緒に模索しながら進んできた日々。放デイが新しい一歩になってくれたらいいなと願っています!