橘玲さんの『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの?――人生という「リアルなゲーム」の攻略法』を読みました。この本は、小学生(高学年)でも理解できるように、お金の基本的な仕組みや考え方を解説しています。橘玲さんの本はほとんど全て読んでいますが、これは一番良かったかもしれません。
学校では、お金の扱い方や資産形成、税金、投資などのファイナンシャルリテラシーを学ぶ機会がほとんどありません。しかし、これらの知識は人生において非常に重要です。勉強ができてもお金の知識がなければ経済的に苦しい人生になってしまうこともあります。逆に、学校の成績が良くなくても、お金の仕組みを理解していれば、豊かに生きることができます。学校に行かないからこそ学べることがあります。この本を読んでみて、日常の中でお金の考え方を鍛えるチャンスがたくさんあることに気づきました。
お金の考え方を学ぶ
この本では、トレードオフ、コスパ、限界効用の逓減、複利、レバレッジなどの大切な概念が紹介されています。本の内容を整理すると、意外と日常生活の中でもお金の考え方を鍛える機会がたくさんあることが分かります。
1. トレードオフ(何かを選ぶと、別の何かをあきらめること)
例:Switchのゲームを買うとき
1本のゲームソフトを買うお金で、別のソフトを買うことはできません。 「ゼルダを買うか、スプラトゥーンを買うか」みたいに、何かを選ぶと、他の選択肢をあきらめる必要があります。 これが「トレードオフ」です。
2. コスパ(お金や時間を使ったときの「お得さ」)
例:クレーンゲームとガチャガチャ
- クレーンゲームは1回100円だけど、ぬいぐるみが取れないこともある。
- ガチャガチャは1回300円で、必ずおもちゃが出る。
どっちが コスパがいい かを考えると、確実に何かもらえるガチャガチャの方がいいかもしれません。 でも、「欲しいぬいぐるみが取れたらクレーンゲームのほうがいい!」という考えもあります。 クレーンゲームは、ゲームそのものが楽しいということもあります。コスパは、「どれくらいの価値があるか」を考えること です。
3. 限界効用の逓減(同じものを増やしても、だんだんありがたみが減る)
例:ケーキを食べる
- 1個目のケーキ → めっちゃ美味しい!最高!
- 2個目のケーキ → まだ美味しいけど、ちょっとお腹いっぱい…
- 3個目のケーキ → もう苦しい…。食べたくないかも。
「最初はすごく嬉しかったのに、だんだんありがたみが減る」 これが 限界効用の逓減 です。
まとめ
学校では教えてくれない「お金の知識」を学びながら、子どもと一緒に生き抜くスキルを身につけていきたいと思います!
