不登校の小学生の娘が少しでも外とつながれる場所がないかと思い、通所受給者証も入手して、放課後等デイサービス(放デイ)を何箇所か見学して回りました。
しかし、見学を重ねる中で「放デイは今は利用しない」という判断に至りました。
放課後等デイサービスとは?
放課後等デイサービスは、発達に特性のある子どもたちが放課後や長期休暇中に利用できる福祉サービスです。学習支援や余暇活動、社会性のサポートなど、施設によって取り組みはさまざまです。
私たちが見学に行った放デイのスタッフの皆さんは本当に一生懸命で、子どもに寄り添おうとする姿勢を強く感じました。
どの施設でも「どうしたらこの子にとって良い時間になるか」を真剣に考えてくれていたと思います。
多様な子どもたちが集まる場
実際に見学してみて驚いたのは、本当にさまざまな子どもたちが来ている、ということでした。
元気いっぱいに動き回る子、大きな声で叫ぶ子、急に怒り出す子…。
もちろん、それぞれの子が困りごとを抱えていることは、親としては理解しているのですが、HSC気質の娘にとって、落ち着かない場所に映ってしまいました。
通える範囲でいくつかの施設を見学してみたいのですが、どこもにぎやかでエネルギッシュな空気、残念ながら娘が自然体で過ごせると感じられるような場所は見当たりませんでした。
もしかしたら、「発達支援前提」の空間よりも、一般的な習い事や趣味活動の中で、ゆるやかに人と関わっていく方が、今の娘には合っているのかもしれない――そう感じるようになりました。
もしかしたら、どこかには合う放デイもあるかもしれない
もっと静かな環境、小規模で落ち着いた雰囲気の施設も、探せばきっとあるのだと思います。
でも、うちの近くでは、少なくとも娘に合いそうなところは見つけられませんでした。
放課後等デイサービスが悪いわけではありません。必要としているご家庭には、とても大切な存在です。
けれど、「すべての子に合うわけではない」という現実もあるのだと、今回あらためて感じました。