娘がエビリファイ(1%)を処方されてから、三ヶ月が経ちました。
夕食後に、ゼリーと一緒に飲んでいます。薬自体は苦いらしいのですが、ゼリーが楽しみになっているようで、嫌がることなく続けられています。
正直、飲み始める前はすこし不安もありました。薬に頼っていいのだろうか、本当に効果があるのだろうか、副作用は大丈夫だろうかーー。
ですので、飲み始めてからは毎日簡単に娘の様子を記録することにしました。
※この記事は、あくまでも「うちの娘の場合」の記録です。
医療や薬に関する判断は、必ず主治医と相談のうえ行ってください。
初日から現れた変化
エビリファイはすぐに効果が出る薬ではないと聞いていたので、焦らず、ゆっくり見守ろうと思っていました。
ところが、娘の場合は初日から変化がありました。
それまで、寝る前は毎日が小さな戦いでした。「寝たくない」「怖い夢を見そう」「寝るのが怖い」と言い、布団に入っても1時間以上眠れないのが当たり前でした。
ところが、薬を飲んだ初日、そんな娘が、あっさりと眠ったのです。
「たまたま疲れていたのかもしれない」
そんなふうに思いながら、その夜も日記を書きました。でも、次の日も、その次の日も。娘は布団に入ってすぐに、静かに眠るようになりました。
それから三ヶ月、「寝たくない」「寝るのが怖い」というようなことを言ったことは一度もありません。エビリファイ散はきっと、娘に合っていたのだと思います。
結果的に、長期的に、ゆっくりと変化があるだろうと思って始めた記録も、毎日一行だけ、「すぐ寝た」と書くだけの、つまらない日記になりました。
気になっていた副作用
ネットで調べたところ、エビリファイには「食欲が増える」「太る」といった副作用があるそうです。
少し心配していたのですが、実際に飲み始めて三ヶ月が経った今のところ、食欲が特別増えたわけでも、減ったわけでもありません。体重も、増えもせず、減りもせず、ほぼ変わらずに過ごせています。
他の副作用についても、今のところ特に大きな問題は感じていません。
夜に眠れるという奇跡
夜に自然に眠れること。これが、どれだけ娘にとって大きな支えになっているか、日々の様子から伝わってきます。
「怖い夢を見たらどうしよう」ということも言わなくなりました。
昼間の表情も、以前より明るくなったように感じます。
夜にぐっすりと寝れることで、心と体がしっかり休まり、昼間に元気に活動できて、また夜にぐっすり寝れる、というスパイラル。これが娘にとっても支えになっているように思います。親としても心からホッとしています。
小児科の先生との会話
飲み始めて数週間後、小児科の先生に経過を伝えると、
「それはよかったですね。じゃあ、引き続き続けていきましょう」
と、少し長めに処方してもらうことになりました。
薬に頼ることに迷いもありました。
でも、今、目の前で穏やかに眠りにつく娘を見ていると、あのとき決断してよかったなと、心から思います。
これからも、焦らず、ゆっくり。
娘と一緒に、少しずつ前に進んでいきたいです。