親バカかもしれませんが娘は記憶力がすごいです。思い出の記憶もそうですが、歌の歌詞などを覚えるのも得意。1年生の頃は教科書の本の内容をいつの間にか丸暗記していたこともありました。
なぜ九九が苦手なの?
ですが、なぜか九九は極端に苦手です。思い出や文章をの記憶力はすごいのになぜ?
それを理解するの手掛かりになったのがWISC-Vでした。娘は認知能力に高低差があり、言語理解の能力は高いのですが、処理速度が低いという結果が出ました。高低差が30以上あります。一般に30以上の高低差があると本人にとってストレスに感じるそうです。
その特徴がよく表れていたのが、九九の間違え方でした。
例えば「3×4=12」を「サンシジュウシ」と言ってしまうのです。これは、言葉の処理が早すぎるため、計算やイメージが追いつかず、似た響きの「14(ジュウシ)」がくっついてしまったのかもしれません。
さらに、処理速度が低いため、九九のように即答を求められる場面では焦りが生じ、ミスが増えてしまうようです。確かに、日常の他の場面でも娘は「焦らされる」のを嫌がります。
それまでなぜ九九だけが苦手なのか謎だったのですが、自分にとって腑におちる説明が見つかったことで、「処理速度はあくまでも速度の問題であり、時間をかければ正しく答えに辿り着ける」と考えるようになりました。
ゆっくり考えればできる
九九を間違えてしまっても、「ゆっくり考えればできる」と伝え、焦らず落ち着いて取り組める環境を作ることが大切なのかもしれません。