不登校になってから、娘の担任の先生方には本当によくしてもらっています。
不登校を支えてくれる先生
特に3年生の時の先生はとても勉強熱心で、ご自身でも不登校のセミナーに行ったり積極的に学びながらサポートしてくれていました。さらに、毎週のように家に来てくれて娘とも直接関わってくれました。そのおかげか、娘もその先生には懐いていました。
でも、やっぱり先生は「学校に来てほしい」という前提があるんですよね。それは先生として当然のことだし、悪気があるわけではありません。でも、娘にとってはそれが少しプレッシャーになってしまった面もあるようです。
たとえば、一度クラスの子たちが娘に手紙を書いてくれたことがありました。それを先生が届けてくれたんですが、娘は少し複雑そうでした。みんなの気持ちはありがたい。手紙はとても大切。でも、「待ってるよ」「早く来てね」という言葉が並ぶと、「行かなきゃいけないのかな」とプレッシャーに感じてしまうのです。
先生の熱意があるからこそよくサポートしてくれて親としてはとてもありがたい限りです。でも、その熱量が子どもにとってどう影響するかは、相性やその時の心の状況にもよるのかなと感じます。優しくて親身になってくれる先生だからこそ、「学校に戻らなきゃいけないのかな」という気持ちを無意識に引き出してしまうこともあるのかもしれません。
先生とのちょうどいい距離感とは
今の担任の先生は、そうしたことも理解いただいた上で、「ちょうどいい」距離感を大事にしてくれています。学校に行くことを無理に勧めるのではなく、娘のペースを尊重してくれているのが伝わります。そのおかげか、娘も安心して先生と接しているように見えます。
色々なタイプの先生方がいますが、いずれにせよこれまでお世話になった先生が皆さん娘に「寄り添う姿勢」を守ってくれるのは、とてもありがたいことです。不登校の子どもは一人ひとり違うし、何が正解かは簡単には言えません。でも、子どもの気持ちに寄り添い、無理のない形で関わろうとしてくれること自体が、親としても心強い支えになっています。